私の学ぶ太極拳に興味を持っていただける方が時々いるので、
あくまでも私の知っている、もしくは調べた範囲のことですが、説明したいと思います。

空手の四大流派といえば
剛柔流、松濤館流、糸東流、和道流ですね。

伝統太極拳は五大流派と言われ、
陳式、楊式、呉式、武式、孫式　が有名です。

それ以外に新たに表演のためにつくられた套路（四十二式など）や
簡化太極拳（いわゆる二十四式）などがあります。

私の学ぶ双辺太極拳は伝統拳寄りの太極拳です。

日中戦争当時に南京にあった中央国術館で陳泮嶺により編纂されました。
套路の順番は伝統的な楊式のものに近いものになっています。

陳泮嶺先師は大学時代に形意拳・八卦掌を学び、続いて当時楊家からの独立前だった、後に呉式太極拳の創始者となる呉鑑泉、
楊式太極拳の三世伝人であった楊少侯について太極拳を学んでいます。
陳式太極拳を発祥の地で陳家溝に訪ね、研究し、のちに中央国術館副館長となったときに、この太極拳を編纂しました。

ですから技法的には陳・楊・呉各派のものが取り入れられ、さらに形意拳、八卦掌が加味されて独特の風格を持っています。

この太極拳、動作が九十九式あることから九十九式太極拳や正宗太極拳と呼ばれたり、現在、誠明会では誠明太極拳とも呼ばれています。

名称によって違いがあったりするのですが、それはまた明日以降に・・・

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